Hello, Cuppa Time アンジェラです。
日本語の「お疲れ様です」はとても便利な言葉ですが、よく英語に訳すのは難しいと言われます。
ところが、ブリティシュ英語には「お疲れ様です」と全く同じように使う「You alright?」があります!
「Are you all right?」と「You alright?」
ブリティッシュらしい「You alright?」をご紹介する前に、みなさんに質問です。
とても似ている「Are you all right?」と「You alright?」。この二つは同じでしょうか?それとも違うのでしょうか?
ひとつひとつの単語は難しくないのに、むしろ難しくないからこそ、よく意味がわからないという事があります。
「Are you all right?」と「You alright?」はその良い例で、単語も簡単で言い方もとても似ているのに使う場面が違うので、違いを知らないと混乱してしまうかもしれません。
では、それぞれ見てみましょう。
Are you all right?
「Are you all right?」は、みなさんになじみのあるフレーズですよね。
ご存じの通り、誰かに対して「大丈夫ですか?」と聞く場合の言い方です。
Are you all right?
相手の体調が悪そうなときや、何か困っているように見える時、「大丈夫ですか?」と声をかける場面で「Are you all right?」を使います。
You alright?
この「Are you all right?」と「You alright?」は似ているので、会う人みんなから「You alright?」って聞かれたら、「体調が悪そうに見えるのかな?」とか「何か心配されているのかな?」などと思ってしまうかもしれません。
ですが、英国でよく聞く「You alright?」は100%ただのあいさつです。
英語のネイティブでもイギリス英語に慣れていないと混乱します。
大丈夫かどうか心配されているわけでも、何かあったか詮索されているわけでもなく、ただのお決まりのあいさつです。
あいさつのフレーズと言うと、「Hello」や「Hi」、あるいは「Good morning」などが浮かぶのではないでしょうか?こうしたあいさつももちろん、広く使われています。
一方、「You alright?」は、簡単でシンプル、一言交わすだけのあいさつですので、やはり「お疲れ様」にとても似ています。
よく使う相手は、
- 毎日会う同僚
- 社内で誰かとすれ違う場合
- 近所の人
- お店などで店員⇔客
等になります。
次のように言い方が少し変わっても、どれもただのあいさつにすぎません。
You alright?
Alright?
You okay?
You good?
とにかく一日のうちに何度も言うので、「Are you」の「Are」、時には「you」までも省略されます。
「alright」が「okay」になったり「good」になったりしますが、どれも「お疲れさま」と「お疲れさん」程度の違いです。
「You alright?」への返し方
では、この「You alright?」のあいさつをされたら、どんなふうに返事をしたらいいでしょうか?
「You alright?」」への正しい?!返事の仕方をご紹介していきます。
お決まりの返し方
「I’m good, thanks, and you?」でも悪くはないのですが、お決まりの返事があります。
You alright?
Yeah, you?
Yeah, good
Good
たいていは「Yeah you?」の「Year」を言い始めたくらいのタイミングでもう次の「Yeah, good」 が返ってくるくらいです。なぜなら、それくらいそれ以外の返事が来ることは全く想定されていないからです。
お互いの「good」がハモる頃には、通りすがりならもう別方向に遠ざかっているか、会議室ならミーティングが始まっているくらいの勢いです。
すれ違いざま「Yeah, you?」までで終わりなこともよくあります。
いずれにしても、それくらいただのあいさつだということです。
返し方応用編
基本的には、あいさつの「You alright?」には「Yeah, you?」 一択で問題ありません。
ですが、もちろんその時々や人によって違うこともありますので、あわせてご紹介したいと思います。
Yeah, great thanks. You?
「Yeah, you?」は元々「Yeah, good thanks. You?」や「Yeah, great thanks. You?」が省略されたものです。
なので、少し時間に余裕があったりやや丁寧な場合は、「Yeah, good/great thanks. You?」と返したりもします。
Not too bad
もう一つ、皮肉屋⁈自虐的⁈なイギリス人が大好きなのが「Not too bad」です。
体調や気分が良くても悪くても、とりあえず「great」や「good」で返すことが多いのですが、「Not too bad」もイギリスあるあるな返し方なので、よく耳にすることがあると思います。
お決まりではない返し方
そして、本当に親しい同僚や友人の場合には、お決まりの「good/great」ではない言い方を返すことがあります。
この場合は、「good/great」ではない状況や内容について会話が続くのが前提です。
Year, thanks, but……
あまりにも「Year,」とか「Good,」と返すことに慣れてしまっているので、反射的に答えたものの「good」ではなく、どうして「good」ではないのかを話したい時には、その後に「but」が入ります。
英国で日々あいさつしていると、とりあえずお決まりが口から出てしまい、「but」の後で悲惨な話がきて、実はまったく「good」ではないこと全然あります。
No, not really
「いや、実は、大丈夫じゃないんだ」と素直に言う時は、「No, not really 」です。
こちらも、どうして何が「good」ではないのか、話せる間柄で話せる時間があり、話したい場合です。
Yeah, guess what?
また、あいさつの「You alright?」は家族の間でも使いますので、もっとカジュアルに「Yeah, guess what?」などと、会話が続くこともあります。
あいさつの「You alright?」
という訳で、英国で本当によく聞く「You alright?」は、100%ただのあいさつでした。
そして、「You alright?」では「alright」 かどうかは全く聞かれていないので、その日の気分や体調や大丈夫ではない事柄について話し始めてはいけません。
親しい間柄で話をする時だけ、話せる時間があれば話したり、話に付き合ったりします。
そのような時はぜひおいしいcuppaをいれて、cuppaのお供ビスケットを食べながらゆっくり話をしてくださいね。
Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
See you soon!
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