Hello, Cuppa Time アンジェラです。
私は普段、英国の日系企業で通訳・翻訳をしているので、「よろしくお願いします」の意味で「Thank you」を使うことがとても多いです。
この、「Thank you」、実はものすごく便利で万能な言葉です。
本来の「ありがとう」にももちろん使いますし、他にもいろいろな場面で使うことが出来るので、場面別にご紹介したいと思います。
6つのThank you
ビジネスでも日常でも、特によく使う「Thank you」を6つにまとめてみました。
- ありがとう
- どうも
- いりません
- 嫌味なありがとう
- そこまで、以上
- 名詞・形容詞
それぞれ、どのような感じで使われているのか、また使う場合に注意したほうがよいことも、合わせてお伝えしたいと思います。
「ありがとう」のThank you
皆さんご存じ、「ありがとう」の「Thank you」です。
何かをいただいた時、してもらった時、感謝の場面で使う「Thank you」です。
This is for you.
これ、どうぞ
Thank you.
ありがとう
日本では、「ありがとう」より「すみません」と言うこともあります。
英語では、何かいただいたり、何かしてもらった時に「sorry」や「Excuse me」と言うことはありません。
また、お辞儀をする習慣もないので、言葉ではっきり「Thank you」と言うのがベストです。
「どうも」のThank you
一番目の「ありがとう」にとても近いのですが、まさに、日本語の「どうも」的に使います。
短く簡単な自己紹介で、
Hi, I’m Angela, thank you.
アンジェラです、どうも
あるいは、褒められた時などには、
Your dress looks great!
そのドレスいいね!
Thank you.
どうも
こんな風に、「ありがとう」より軽い感じで言うことが出来ます。
私たち日本人は、褒められたりするとついつい「いえいえ、全然…」と謙遜したくなりますが、英語では褒められたら、素直に「Thank you」です。
それでも、「いや、褒められるほどのものでも…」と素直に「Thank you」が言えない方も、「あ、どうも」程度の「Thank you」だと思って、どんどん言ってみてください。
「いりません」のThank you
いらない場合、「いりません」とか「けっこうです」と言う時は、「No」だけで終わらせずに必ず「Thank you」とセットで「No, thank you」と言います。
Would you like a cuppa?
お茶淹れようか?
Yes, please!
うん、お願い!
Would you like some more cuppa?
お茶、おかわりは?
No, thank you, I’m fine.
いらない、大丈夫
「No, thank you」はもはやセットです。切り離してはいけないので、絶対一緒に言いましょう。
「嫌味」なThank you
こちらは、「けっこうです」の「Thank you」に近いですが、純粋に必要としていない「No, thank you」と違って、余計なおせっかいや失礼な人に対して言います。
I know how to do it, thank you.
やり方(くらい)は知ってるよ、(わざわざ)ありがとさん
「そこまで!」・「以上!」のThank you
英語の「Thank you」は、「そこまで!」とか「以上!」という訳がぴったりくる場面でも使います。
こちらも、「いりません」の「Thank you」の使い方に似ていますね。「もうそれ以上はけっこうです」の「Thank you」とも言えます。
サンキューのキューを強く、語尾上がり⤴に言います。ここが、ポイントです。
教室で生徒がうるさい時に、先生が一言、
THANK YOU ⤴
隠されているメッセージも含めて訳すと「うるさいのはもうけっこうです」という意味です。
よく「英語ではストレートに言わなければいけない」と言われますが、そうでもありません。
英国では、言葉は丁寧に礼儀正しく、遠回しな表現も好まれます。(よって、風刺や皮肉、ブラックジョークなども大好きです。)
ですから、言葉は「Thank you」ですが、当然感謝の意はなく、終了を告げる「Thank you」です。
さて、この、なかなか圧のあるTHANK YOU ⤴ で言うことを聞かなかった場合はこうなります。
Thant’s enough, thank you!
いいかげんにしなさい!
直訳すると「それは十分、そこまで!」になります。
つまり「いいかげんにしなさい!」ですね。
けんかや文句がエスカレートしてきたような場面でも言いますし、子どもの悪ふざけがすぎたり、おやつを食べすぎた時などにも使えます。
「名詞」・「形容詞」で使うThank you
最後に、「Thank you」を名詞・形容詞扱いして使う場合をご紹介します。
名詞として使う場合は
A big thank you to everyone.
Many thank-yous to you all.
直訳すると、どちらも「多大な感謝をみんなに」、つまり「みなさん、ありがとう」です。
この使い方は、「Thank you」を名詞と考えるので、数えるのです!(英語の数える数えない、ややこしいですよね…)
形容詞扱いして使う場合もあります。
I was given a thank you note.
お礼のカード(ちょっとしたメッセージカードや付箋紙等)をもらったよ
Pack of 12 thank-you cards.
お礼のカード(封筒入りのきちんとしたカード)12枚入りセット
「Thank-you」とハイフンを入れるのが辞書的には正しいようですが、全員が文法をしっかり守っているけではないのは、日本語も英語も同じです。
おまけ 「Thank you」か「Thanks」か?
最後に、では「Thank you」と「thanks」で違いはあるでしょうか?
ほとんどの場合、「Thank you」より「Thanks」の方がカジュアルになりますが、どちらを使ってもOKです。
でも、「嫌味」な「Thank you」や「そこまで!」の「Thank you」の時は、「Thanks」では弱くなってしまいます。サンキュー ⤴ のキューを強めに目ヂカラこめ、腰に手を当てて?!言ってみてください。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
A big thank-you to you!
See you soon!
にほんブログ村
コメント