Hello, Cuppa time アンジェラです。
日本語で食事を表す言葉は「時間帯+食」なのでわかりやすいのですが、英語の食事を表す言葉は、時間や内容だったり、人や場合によって意味することが違ったりするので、なかなかちょうどいい日本語に訳すことが出来ません。
「dinner」を「夕食」、「tea」を「お茶」とだけ覚えていると、簡単な単語なのに会話の意味がまるで分からないということになってしまうことがあります。
そしてまた、単語の意味だけでなく、その国の人々のにとっての普通を知らないと、言葉は難しくないのに会話の内容をよく理解できない場合があります。それが、もう一つの「dinner」と「tea」の使い分けです。
もう一つの「dinner」と「tea」の使い分けをご紹介する前に、「dinner」と「tea」を、簡単に振り返ってみましょう。
Dinner
英語の「dinner」は、いろいろな場面で違う意味で使われるので、「夕食」と覚えてしまっていると混乱してしまいます。
- 一日のメインの食事: ボリュームがあり、調理されていて温かい(夜が多いが昼のことも)
- かしこまった食事: 外食やゲストを招いての、フォーマルな食事
- 昼食: 昔、昼食がメインの食事だった時の言い方の名残。軽いサンドイッチでも呼び方は「dinner」
Tea
英語の「tea」もまた、お茶だけではありません。
- お茶:「a cup of tea」
- 夕食: 夕食を「dinner」と呼ぶ地域と「tea」と呼ぶ地域があります
dinner vs tea
お待たせしました。もう一つの「dinner」と「tea」の使い分けとは?
家庭の普段の夕食で、子どもが食べるのが「tea」、大人が食べるのが「dinner」です。
なぜなら、英国の多くの家庭では、親子が一緒に食事を取らないことがわりとよくあるからです。
子どもは「tea」
幼児は4時~5時くらいには、夕食の「tea」を食べます
チキンナゲットやトマトパスタ、フライドポテトに野菜スティック等
大人は「dinner」
子どもが寝た後、7時~8時くらい
ローストした肉やグリル、スープやサラダ、そしてワインを開ける家庭も多いですね
別々に食事をする理由は一つではありませんが、大人の時間を大事にするという考え方です。
子どもは、「(子どもが喜ぶ)子どもメニュー」を食べ、「子どもが寝る時間」になったら「子ども部屋」で寝ます。その後は「大人の時間」です。
実際には、子どもにもよりますし、毎晩スムーズに行くわけではありませんが、子どもに歯磨きや片づけをさせるように、英国の子ども達は、「大人の時間は子どもの時間ではない」ということを躾けられます。
英国の職場で同僚が、「子どもを置いて(ベビーシッターを手配して)夫婦で出かける」話をしていたら、イギリス人にとっては特別な事ではなく、みなさんの英語の聞き間違いでもありません。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさま、良い一日を!
See you soon!
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