Hello, Cuppa time アンジェラです。
前の記事で、仮病のずる休みを表す英単語「sickie」をご紹介しました。
今日は、仕事をしているフリをしつつのずる休みをご紹介したいと思います。
skiveする
skive さぼる
仮病で病欠するのは「sickie」ですが、仕事をしているふりをしてさぼったり、営業で外出しているふり等をしてさぼることを「skive」と言います。
こちらも、きちんと辞書にも載っています。
「その場から逃げたり早く出たりして、仕事ややらなければいけないことを避けること」と定義されています。
skiveする理由
さぼる理由は、それぞれいろいろありますが、イギリス人が「skive」する理由のナンバー1は、ダントツで「football match」!、そうですサッカーの試合です。
例えば、
The boys have skived school to watch the match.
男子達は(サッカーの)試合を見るために学校をさぼった。
Richard and James have skived off early today to watch the semi final.
リチャードとジェームズは、(サッカーの)セミファイナルを見るために、今日はさぼって早く帰った。
もちろん全員ではありませんが、多くのイギリス人にとって、サッカー以上に大事なものはありません。
これ、笑い話でも微笑ましい話でもなく、サッカーの(大きな)試合がある時は、サッカーのことに気を取られている人に何かを頼んでも全くやってくれないか、ものすごくいい加減にすまされるかなので、お願いするタイミングには気を付けなくてはいけません。
社内だけでなく、ちょっとした家周りの工事に来てもらうような場合も、その人がサッカーファンで大きな試合のある時は、気もそぞろにいいかげんな仕事をしてさっさと帰ってしまいます。
特にワールドカップは要注意です。その時の開催国によっては時差もあるため、前日遅くまで試合中継を見ていて大幅に遅刻してくるとか、予想外に勝ち進んだりすると、アポ自体をすっぽかされることも珍しくありません。
skive 活用形
「skive」は過去形や進行形もありますし、「er」を付けてさぼる人を表す言葉にもなります。
文章の中では、このような形で使います。
She says she’s been ill but we think she’s just skiving.
彼女、具合が悪いって言っているけど、ずる休みだと思う。
Holding an annual meeting at a hotel is just an excuse for skiving.
年に一度のミーティングをホテルの会場で行うのは、ずる休みのただの言い訳だ。
The manager thinks all of his staff are skivers.
あのマネージャーは、スタッフ全員のことをずる休みするやつらだと思ってる。
「sickie」で「skive」する
ずる休みの「skive」は仮病の「sickie」と相性が良い?ので、両方を使った文章になることもあります。
I skived a sickie, didn’t really feel like it.
仮病使ってさぼった、なんか気がのらなくてさ。
どちらも教科書では習いませんし、イギリス英語の言い方なのであまり聞いたことが無いかもしれませんが、実際の会話ではよく使われます。
家の仕事も「skive」
また、職場以外の家庭内の仕事等をさぼる時も「skive」です。
My husband is usually skiving down at the pub when there is a job to be done.
私の夫は、やらなくてはいけないことがある時はたいていパブでさぼっている
いずれも、みなさんが自分で使うことのない例文であることを願っています。
Don’t skive
例文が次々に浮かぶほどよく話題になる「skive」、一番最初に聞いた時は一瞬「sky diving」の省略形かと思ったのですが、全然違いました。
「sky」の響きに引っ張られてさわやかな印象のある言葉に聞こえなくもない⁈のですが、良い子のみなさんは「skive」しないでくださいね。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
See you soon!
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