イギリスのパブでの注文・会計の仕方とチップ

英国の暮らし

Hello, Cuppa Time アンジェラです。

前の記事で、イギリスで外食する時におすすめのドリンクをいろいろご紹介したのですが、そもそもの注文の仕方が、実はレストランとパブでは少し違います

イギリスと言えば「パブ」と言うくらい英国暮らしに欠かせないパブですが、どこにも書いていない「パブルール」がいろいろあります。

バーカウンターでのルール、ドリンクの注文の仕方、食事の注文の仕方、支払い方法やチップについて、それぞれ詳しくご紹介したいと思います。

パブでの注文の仕方

レストランとパブの違いはいろいろあります。

レストランは席に案内されますが、パブでは自分で空いている席に行くのが普通です。

レストランでは席に注文を取りにきますが、パブでは自分でバーのレジのところへ行って注文します。

レストランにはドリンクメニューがありますが、パブにはドリンクメニューはありません

また、レストランでは食事の後に会計しますが、パブでは注文の時に支払いもします。

そんな違いがいろいろあるのですが、店内に「バーで注文してください」等と言った案内はいっさい無いので、知らないと全くわかりません

でも、一度わかってしまえば安心してパブが楽しめますので、順番にご紹介したいと思います。。

バーのカウンターへ行く

レストランと違い、パブでは自分でバーへ行って注文します。

普段は「列(queue)」を作ってじーっと待つのが得意なイギリス人ですが、バーでは一列になって並びません。並ばないのですが、実はみんな自分の順番をわかっています

まず、バーの近くに行ったらすでに周りにいる人をざっと見て、自分の順番を把握します。

自分より先に来ていた人のオーダーが終わって、カウンターの中で注文を取っているお店の人に

Who’s next?

次の人?

と言われたら、カウンターへ進んでオーダーします。

よくわからずにうろうろしていると、他のお客さんが

I think it’s your turn.

あなたの番ですよ

と教えてくれるくらい、みなさん、カウンターの周りにいる人の順番を把握しています。

あまりに静かにしていると気づかれずに順番を飛ばされてしまいますので、自分の番だと思ったら、堂々とカウンターへ進みましょう。

ドリンクの注文の仕方

パブでは食事をする機会も多くありますが、やはりパブのメインは「飲み」です。もちろん、飲むためだけに来るお客さんもたくさんいます。

レストランのようにドリンクのメニューは置いていないので、何を頼むか困ってしまうかもしれませんが、バーにはドリンクがずらりと並んでいますので、大体のイメージがつかめると思います。

また、バーのカウンターには、ビールやサイダー(リンゴ酒)のサーバーが並んでいます。ここに並んでいるのは通常そのお店の一押しですので、いろいろ試してみるのも楽しみの一つですよね。

なお、ビールと言っても、みなさんに一番なじみのある冷たく冷えているタイプは「Lager(ラガー)」(発音は[ˈlɑːɡə]「ラーガ」)です。

他にも「Stout(スタウト)黒ビール」「Bitter(ビター)」または「Ale(エール)」と呼ばれる10-12℃くらいで飲むビールがあります。

ビールやサイダー(リンゴ酒)を、バーカウンターにあるサーバーから注いでもらいたい時は、「パイント(pint)」という単位で頼みます

Can I have a pint of ○○(ビールまたはサイダー名)

英国のパブの「1パイントは568ml」ですので、それでは多いという方は、

Can I have a half of ○○(ビールまたはサイダー名)

で、半分のサイズを頼むことができます。

パブで人気のドリンクとそれぞれの注文の仕方はこちらで詳しくご紹介してますので、合わせてご参考ください。

食事の注文の仕方

最近は、ファミリーやパーティー向けに、食事に力を入れているパブが増えています。

パブで食事もする場合は、まずテーブルを確保します(店員さんが案内してくれるパブもあります)。

食事のメニューは、テーブルに置いてあるところが多いですが、テーブル上ではなくバーの近くに置いてあるところもあります。

何を頼むか決まったら、ドリンクと同じく食事も自分でバーへ行って注文します。

この時、必ず自分のテーブルの番号を覚えておきます

テーブルに番号のプレートが置いてあったり、テーブルに番号のプレートがはまっていたりします。

テーブルの番号が、カトラリーと一緒に入っている木のスプーンに書いてあるのも、英国パブのあるあるです。

バーのレジの近くで待ち、自分の番が来て、食事を注文しようとすると、まず

(What’s your) table number?

テーブルの番号は何ですか?

ときかれますので、覚えておいたテーブルの番号を言ってから、選んだメニューを頼みます。

支払い&チップ

ドリンクや食事の注文をしたら、その場で支払いもします。

そして、パブではチップ不要ですので、ご安心ください。

カードで支払う場合は、チップを入れる欄がそもそも表示されないことがほとんどです。

現金で支払う場合は、例えばドリンクの合計£9.45を£10紙幣で払うなら、55p等の少額のおつりはもらわないのが普通です(もらってはいけないわけではありません)。

以前から、日本に比べるとUKはカード社会でしたが、最近ではキャッシュ(現金)で払うことはほんとうに少なくなりました。

イギリスではコロナ以降、パブでも他のお店やサービスでも「card only」「cashless venue」と表記の有るところがも増えてきています。こうしたところでは、カード(モバイル)決済のみで現金での支払いを受け付けていないので、ご注意ください。

キャッシュバックでさらにお得

最後に、パブ利用時のお得情報

大手やチェーンのレストランはギフトカードを発行しています。これを、TopCashBackで事前に購入しておくと、数%が還元されますので、さらにお得です。

Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさま、良い一日を!

See you soon!

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