Hello, Cuppa time アンジェラです。
前の記事で、ずる休みの「sickie」とさぼりの「skiving」をご紹介しましたが、今日は、本当に体調が悪い時のイギリス英語「poorly」をご紹介したいと思います。
イギリス英語 「poorly」
体調が悪かったり、元気が無かったりする状態全般を「poorly」と言います。
「poor」は貧しい・乏しいという意味の形容詞ですが、その「poor」が「poorly」になると、「貧しく」や「不十分に」という意味の形容動詞になります。
一方、イギリス英語では「poorly」を形容詞で使います。元気がない、具合が悪い、調子が悪い様子を表します。元気が乏しく、体調が不十分だからでしょう。
発音はプアリーではなく、「ポーリー」です。
イギリス英語には、語尾が「○○イー」になる言葉が他にもたくさんありますので、こちらもご参考ください。
poorlyの時に必要なもの⁈
体調が悪い時はゆっくりと休むのが一番ですよね。ゆっくり休めるときばかりではありませんが、そんな「poorly」な時にほしくなるものは、なんでしょうか?
cuppa
まずは、「a good cuppa」です!
ちょっと調子が悪い時、元気が出ない時は、暖かい飲み物を入れるだけでも気分が違いますよね。
普段は紅茶やコーヒーを飲んでいるイギリス人も、具合が悪い時は、紅茶にはちみつを入れたり、いろいろな効能があるハーブティーをいれたりします。
hot water bottle
また、体調が悪く「poorly」な時、調子が悪い、おなかが痛い等「暖かくして」ゆっくりする時に活躍するのが、水枕の暖かい版「hot water bottle」です。
「hot water bottle」と聞くと、暖かい飲み物の入った魔法瓶の様なものを連想してしまいそうですね。
日本で水枕や氷枕にするのと同じようなゴムの物なのですが、名前の通りお湯を入れて使います。お湯を入れるので熱が出ている時には使いませんが、イギリスではこの「hot water bottle」に氷水を入れて使うことも無いようです。
お湯を入れて栓をしたら、湯たんぽのように布団の中に入れたり、抱えたりします。
イギリスは冬が長くて寒いので、体調が悪くなくても座っている時や寝る時に使っている人もいます。
ニットやもこもこのフリース素材のカバーを付けた暖かく手触りのよい商品や、子ども用にぬいぐるみやキャラクターのカバーの付いたものがたくさん売られています。
Calpol
そして、子どもが「poorly」な時は、とにかく「Calpol」です。
「Calpol」はパラセタモールの入った子ども用の解熱鎮痛剤のブランド名です。
イチゴやオレンジの味付きのシロップで、イギリスでは子どもの具合が悪くなったら、とにかくCalpolの出番です。風邪の熱はもちろん、頭痛、のどの痛みや咳、予防接種の後や歯の生え変わりでもなんでも、ちょっと与えすぎでは?と思うくらい何でもかんでもCalpolです。
Calpolがあまりに浸透しているので、他社やジェネリックの製品でも、子ども用の解熱鎮痛剤全般のことをCalpolと呼ぶくらいです。
味が好きなのか、飲むと体に良い気がするのか、自分からねだる子もいます。
I’m poorly. Can I have some Calpol?
腹痛もCalpolで治るという人もいます。病は気からとは、言いますが……。
子どもを寝かしつけるために毎晩Calpolをあげていた人のことがニュースになった時は、さすがに批判されていました。
poorly
体調が悪い時の「poorly」と、「poorly」な時の過ごし方、いかがでしたか?
イギリスで誰かが「poorly」な時は、貧乏になったわけではないので、暖かい「cuppa」をいれ、「hot water bottle」を用意してあげてください。
みなさんもお好きなCuppa をいれて、「poorly」にならないようにひと休みしてくださいね。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
See you soon!
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