Hello, Cuppa time アンジェラです。
2月6日に即位70年!を迎えたエリザベス女王陛下。
前日の5日にお祝いのケーキをカットするシーンが日本でも報道されていましたが、英国らしいエピソードが満載だったので、ご紹介したいと思います。
即位70年のお祝い
即位70年を祝うケーキをカットするシーンは、BBCジャパンのページで、日本語の字幕付きで紹介されています。
https://www.bbc.com/japanese/video-60276368 (BBCジャパン・日本語字幕)
2分ちょっとの短い映像ですが、英語はゆっくりでくせが無く、また日本語の字幕も付いていますので内容もわかりやすいと思います。
ケーキが逆向き
即位70年の前日にあたる2月5日、滞在中のサンドリンガム邸にお祝いのケーキが用意されました。
女性が、「Her majesty(女王陛下)」をケーキに案内しながら、
I was told it had to be upside down for the press.
プレス(報道)のために逆向きにするように言われました。
と言っています(00:18)。
女王様に対して、言い訳のようなことも、気軽にお話するんですね。
また、言い訳しているので、本来はお祝いされる本人に向けるものだということ、英国の人々は、そういうことも気にしているのだということもわかります。
また、カメラ写りを考えてケーキの向きにまでわざわざ指示があったということもわかります。
細かいところまで気にするなんて、イギリス人にしては意外と思われましたか?それとも、伝統やしきたりを大事にするイギリス人らしいと思われましたか?
どうでもいいのよ
さて、それをお聞きになったエリザベス女王は、
I don’t matter.
私はどうでもいいのよ
とにこやかにおしゃっています(00:21)。
英語の会話では、「It doesn’t matter」という表現がよく使われます。
It(それ)はmatter(問題)ではない=つまり、「どうでもいい」になります。
一番「どうでもよくない」主役が「I don’t matter.(私はどうでもいいのよ)」とユーモアたっぷりに返しています。
とっさにこんな一言が返せる95歳、素晴らしいですね。
アイシングケーキ
さて、お祝いのケーキはアイシング(icing)でカバーされています。
英国では、こうしたお祝いのケーキも結婚式等のケーキも、飾りは生クリームではなく、お砂糖のアイシングです。
ナイフを入れた後、
You can all have a bit.
みなさんで少しづつどうぞ
とおっしゃっているように、お祝いのケーキは、切り分けてみんなでいただきます。
女王陛下の即位70周年はもちろん特別なお祝いですが、お祝いにアイシング(icing)ケーキを用意するのは王室に限りません。
普通の会社でも、例えば社内コンペなどの際には、優勝チームに表彰状や盾と共にアイシングたっぷりのケーキが送られ、みんなで切り分けて食べるのです。
70年祝賀行事
これから、6月の公式な祝賀行事に向けて、様々なお祝いのイベントが続きます。
王室や王室をとりまく諸々はさておき、即位前、21歳の成人の時の宣誓から74年という本当に長い間、努めて勤めてこられたMa’amのことは、純粋に尊敬せずにはいられません。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
See you soon!
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