Hello, Cuppa time アンジェラです。
英語を勉強する理由はみなさん様々だと思いますが、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングとある中で、大半の日本人が一番苦手なのはやはりスピーキング、そして発音ですよね。
これはある意味当たり前だと思います(自分をなぐさめてます)。ただでさえ文章の構成が違う上に、日本語の音や話す時の発声と英語の音や話す時の発声方法が、そもそも違うからです。
でも、英語を勉強しているからには、スピーキングや発音も上達したいですよね。
フォニックスとは
そこで、発音を改善するのにぜひおすすめしたいのが、「フォニックス」です。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B
イギリスの子どもたちは、「A(エー)B(ビー)C(シー)」を習うより先に、4歳前後くらいで、まずフォニックスを習います。
カタカナでは表せない
アルファベットのほとんどの文字は子音です。一方日本語は、一文字一文字が母音を含むので、フォニックスの音をカタカナで表すことは出来ません。
無理やりカタカナにすると「a=(ア(ッ))」・「b=(バ(ッ))」・「c=ク(ッ)」という感じです。
- 「a」は「ア」でも、「エ」のように口を横にして「ア」と言った時の音
- 「b」は「バ」を言おうとして「ア」は発声せず、唇を合わせてはじくような音
- 「c」は「ク」を言おうとして「ウ」は発声せず、口はすぼめず「イ」に近い形で出す音
英語学習者がフォニックスを習うメリット
このように、英語の多くは、日本語(カタカナ)では表せない音ばかりです。
かといって、英単語を見ただけでは発音できないから、苦労しているのです。
そこで、フォニックスを知っていると、日本語(カタカナ)に置き換えずに英語を読むことが出来るようになります。
例えば、英語の「sky」とカタカナの「スカイ」では、ネイティブからすると全く音が違います。日本語の「スカイ」に入ってしまっている「(スの)ウ・(カの)ア・イ」がすべて余計な音なのです。
フォニックスで「s」と「k」と「y」の音を知っていれば、「sky」をそのまま英語の発音で言えるようになります。
BBCのAlphablocksでフォニックスを学ぶ(無料)
フォニックスの考え方はご紹介した通りなのですが、流派(!)や教材がいろいろあって有料なものが多いのが残念です。
まずは無料でどんなものか試してみたいですよね。
そこで、再び、イギリスの誇るBBC(英国放送協会)の出番です。
BBCには子ども専用のチャンネル「cbeebies」があり、その中で、フォニックスを基に作られている番組が「Alphablocks」です。
すべてのアルファベットがフォニックスでどういう音になるのか、このページで「a」から「z」まで順番に聞くことが出来ます。
こちらのページからは、
- Alphablocksの他の動画
- クイズ
- 保護者向けガイド
などの、コンテンツにアクセスすることも出来ます。
いくつか動画を見ていただくと、アルファベットの文字を音として読むことで英単語を読むことが出来るというコンセプトがつかめてくると思います。
例えば、「CUP」は「シー+ユー+ピー」ではなく、「ク+ア+プ」なので「カップ」と読むという訳です。
フォニックスの限界
発音に非常に役立つフォニックスですが、残念ながら、すべての単語に当てはまるわけではありません。おおよそ75%くらいといわれていますので、なんと25%もが例外だということです。
当てはまらない単語を見てみましょう。
be, is, was, are, were, do, to, too, two, you, me, he, his, her, like, want, put, push, come, walk, pull, some, please, mother, people, friend……
be動詞のような基礎中の基礎の単語にフォニックスが当てはまらないというのは、むしろ興味深いですね。
なお、イギリスの子ども達も、こうしたフォニックスに当てはまらない単語は「sight words」として、見たら読めるように、聞いたら書けるように練習します。
例外も多いとはいえ、4分の3をフォニックスでマスターすることが出来るのですから、みなさんも、ぜひフォニックスを活用してみてください。
カタカナには変換せずにフォニックスで覚えることで、特に日本人が苦手とする「r」と「l」、「b」と「v」、「a」と「u」等の違いがわかりやすく、より英語らしい発音に近づくことが出来ると思います。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさま、良い一日を!
See you soon!
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