Hello, Cuppa time アンジェラです。
英語が苦手な方でも知っているような優しい単語の意味が、和訳ではカバーできていないことがあります。
日本語で食事を表す単語は、それぞれ朝食・昼食・夕食、そして夜食とすべて「時間+食」なのでとてもわかりやすいのですが、英語で食事を表す言葉は、食べる時間によって区別するものと内容や量によって区別するものがあります。
そのため、日本語への和訳で英単語を覚えてしまっていると、混乱してしまうことがあります。
この記事では、食事を表す6つの単語をすべて、時間と内容の両方から解説したいと思います。
Types of meals
種類別、食事を表す6つの単語
- breakfast
- brunch
- lunch
- dinner
- tea
- supper
いくつ、聞いたことがありますか?
では、一つ一つ見ていきましょう。
breakfast
一番わかりやすいのは、この「breakfast」です。
食べる時間は、朝で、日本語の「朝食」と同義と考えて大丈夫です。
内容は、紅茶やコーヒーだけの場合もあれば、シリアルやトースト、そして皆さまご存じのイングリッシュブレックファーストまで様々です。
ですが、一般的に最もよく食べられているのはシリアルです。しかも、シリアルはシリアルでもほぼ毎日同じシリアルを食べている人が8割強という調査結果もあるくらいです。
ちなみに、エリザベス女王の朝食もシリアルだそうですよ。
brunch
名前の通り、「breakfast」+「lunch」=「brunch」です。
休日の10時や11時ごろに食べる朝食兼昼食です。
内容もまた、朝食と昼食を兼ねたような、果物、ジュース、シリアルやトーストに紅茶やコーヒーが主です。
ベーコンや卵料理が加わったり、イングリッシュブレックファーストを「brunch」にいただくこともあります。
lunch
お昼の時間に食べるのが、「lunch」です。
こちらも日本語の「昼食」あるいは「ランチ」と同じなので、あまり混乱はしません。
“昼にとる食事、通常夜の食事より軽めで形式ばらない”とあります。
食べる時間は昼で、内容は軽めです。
イギリスでの典型的な「lunch」はサンドイッチ+ポテトチップス+チョコレートです。
健康に気を付けている人は、ここにリンゴやオレンジやバナナが入ります。
ポテトチップスはジャガイモ(野菜⁈)なのでヘルシーなんだとか……。
dinner
では、「dinner」はどうでしょうか?
こちらも英英辞典で見てみましょう。
“一日のメインの食事、昼または夜にとる”と書いてあります。
そうなんです、「dinner」を食べる時間は「昼または夜」で、必ずしも「夕食」ではありません。
内容は、コース料理になっていたり、メインの他に、スープやサラダ、あるいはつまめる盛り合わせ等があるので、全体的にボリュームもあります。
また、調理されているもの、温かい状態で食べるものを「dinner」と言います。
tea
前の記事でご紹介したように、英国では、おおよそ半数の人が夕食のことを「dinner」ではなく「tea」と言います。
こちらで詳しくご紹介していますので、合わせてご参考ください。
supper
この「supper」は、夕食の時間にとる場合と、夜食の時間にとる場合があります。
昼にボリュームのある「dinner」をとった日の夜に、軽く済ませる時に「supper」と言います。この場合の「supper」は「夕食」です。またなかには、昼の食事のボリュームとは関係なく、「夕食」と「supper」を同義で使う人もいます。自宅で家族と食べるインフォーマルな夕食に限定されます。
一方、早めに夕食を食べ夜9時ごろにまた「supper」をとることもあります。この場合の「supper」は「夜食」です。
組合せのパターン
このように英語では、食事を表す言葉が、時間で分類されている場合と内容で分類されている場合があります。
よって、どの言葉を使うかは、食事の時間と内容にもよるのですが、昼食と夕食の言い方の一般的な組み合わせは、以下のようになります。
lunch + dinner
dinner + dinner では区別がつきにくいので、夕食を「dinner」と呼ぶ人は、昼食を「lunch」と呼びます。
dinner + tea
夕食を「tea」と呼ぶ人は、昼食を「dinner」と呼ぶ傾向です。この場合、昼食の「dinner」の方が量が多いわけではなく、「dinner」といってもサンドイッチ等で、「tea」がメインの食事です。
lunch + tea
夕食を「tea」と呼ぶ場合でも、昼食を「dinner」とは言わずに「lunch」と言う人もいます。この場合、「dinner」は、外食やパーティーなどちょっと改まった食事になります。
dinner + supper
普段夕食に「dinner」を食べている人が、外食や集まり等で昼に「dinner」を食べた場合に、その日の夕食を軽めの「supper」で済ませる場合の言い方です。
まとめ
時代や生活様式が変わるとともに、言葉も変化しています。
昔は、早朝から仕事を始め、ボリュームのあるイングリッシュブレックファーストを食べてまた働き、メインの食事「dinner」を食べてもう一仕事。夜は「tea」や「supper」で軽く済ませたそうです。
現在は、それぞれが職場や学校で昼食を食べるため、家族で夜に食べる食事がメインの「dinner」となり、昼食を「lunch」と呼ぶようになりました。ですが、昼食が「dinner」だった時の名残も、言い方としてまだ残っているということのようです。
このように、昼食と夕食の表現は混乱しやすいですが、「dinner」は夕食とは限らずメインの食事を意味するということ。昼食のことも「dinner」と言うということを知っているだけでも、英語の会話の内容が理解しやすくなると思います。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさま、良い一日を!
See you soon!
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