【徹底解説】子どもがお友達の誕生日パーティーに招待されたら知っておきたいこと

英国の暮らし

Hello, Cuppa Time アンジェラです。

イギリスにご家族で引っ越してこられた方は、子どもの誕生日パーティーへの招待の多さにびっくりするのではないでしょうか。

特にナーサリーに行き始めた頃や小学校の低学年では、毎月のようにもしかしたら毎週のように誰かの誕生日パーティーがあります。

小さい子を持つ親にとっては一大イベント、子どもの誕生日パーティー。そこには暗黙のルールがあるのですが、暗黙なだけになかなか知る機会がありません。誰に何をきけばいいかよくわかりませんし、招待してくれた人に聞いても、「気にしないで、来てくれればいいから」などと言われますが、ただ行けばいいわけではありません

イギリスの親でも悩む誕生日パーティーのマナー、招待状への返信から、行く前の準備、当日と終わってからまでのすべてをご紹介していますので、ぜひご参考ください。

招待状を受け取ったら

子どもが誕生日パーティーに招待されたら、まずは出欠の返事をしなくてはいけません。

パーティーへの招待状は「an invite」と言います。

テキストで来ることもありますが、手書きの招待状もまだまだ健在です。

親が子どもに書かせる場合も多く、これが難読。大人の字でも手書きの英語は難読だったりします^^

そして、招待状にはたいてい「RSVP」と書いてあります。

RSVPは「répondez s’il vous plaît」といきなりフランス語。英語にすると「response please」

お返事をくださいという意味だという事だけ覚えておけば大丈夫です。

返信用の連絡先(携帯電話の番号)が書いてありますので、参加・不参加を連絡します。

ナーサリーや学校で会った時に、直接、参加・不参加を伝えても大丈夫です。

参加する場合

誕生日パーティーに行ける場合、返信でよく使うフレーズは

Thank you for the invite.

○○ would love to come to △△’s party.

とか

○○ would love to join △△ for his/her birthday party.

Thank you.

でしょうか。

○○は自分の子の名前、△△には、招待状をくれた誕生日の子の名前が入ります。

ここでのお決まりは「would love to」です。

この場合の「would 」は可能性が低いのではなく、丁寧な言い方の「would 」です。よく英語はストレートに表現すると言われていますが、英国では丁寧な言い方が好まれます。

誕生日パーティーでは、通常パーティーフードも提供されるので、食物アレルギーがある場合は、合わせて伝えておきましょう。

参加出来ない場合

日程が合わない等、誕生日パーティーに行けない場合は、

Sorry, ○○ will miss the party as we are away that day.

Hope △△ has a lovely party.

のように返信します。

行けない理由を詳しく説明する必要はありません

実際に他の予定があっても無くても、どこに何をしに行くかなどまで書く必要はありません。相手が知りたいのは来るのか来ないのかだけなので、シンプルなフレーズで十分です。

行けない理由を説明する必要はないので、

Thanks for the invite.

Unfortunately, ○○ cannot come to the party.

We hope △△ will have a great birthday.

のような文章でも十分です。

Weになっているのは、返信している親も招待された子どもも「hope」しているからです。

ただ、せっかく誘ってもらったけれど、行きたかったけれど、というニュアンスの出る「Sorry」や「Unfortunately(残念ながら)」を使います。

誕生日パーティーにもっていくもの

誕生日パーティーに行くときは、バースデーカードプレゼントを持っていきます。

カード

英国の誕生日、なにはなくともバースデーカードが重要です。

かっこいいもの、かわいいもの、キャラクターのものや年齢の印刷されたものがたくさん売られています。

スーパーにもカード屋さんにもたくさんカードがありますから、子どもと一緒に、誕生日の子が好きそうなカードを選ぶのも楽しいですよね。

もらったカードは並べて飾るので、ポストカード型や手作り、ポップアップのような凝ったものではなく、お店のカードコーナーによくある見開き二つ折りのカードが好まれます。

宛名&差出人の名前の書き方

カードを買ったら、早速書きましょう。

見開き右側の左上から宛て名を書きます。

To △△(誕生日の子の名前)

From ○○(自分の子の名前)

差出人である子どもの名前は、同じページの下の真ん中または右側よりに書きます。

メッセージ

なにか気の利いたメッセージを書かなくてはと思われる方も多いようですが、カードがあるということがとても大事なので、手書きのメッセージは添えなくても大丈夫なくらいです。

書く場合は一言、

  • Have a great day!
  • Wishing you a very happy birthday.

など、すでに印刷されているメッセージとかぶらないものを書き添える程度で十分です。

他に、よく使われるフレーズは、

  • Have a wonderful time on your special day!
  • Have a perfect birthday!
  • I hope all your birthday wishes come true.

等でしょうか。

子どもが小さいうちは親が書きますが、名前は子どもに書かせたり、シールを貼ったり、絵を描いたりしてもいいですね。

封筒の書き方

封筒の表には、誕生日の子の名前を書きます。

To △△(誕生日の子の名前)または、Dear △△(誕生日の子の名前)

プレゼント

誕生日パーティーには、カードプレゼントを持っていきます。

プレゼントは「Birthday present」または「(Birthday) pressie」と言います。

金額の目安は、年齢やパーティーの内容によりますが、公立の小学校低学年なら5~10ポンド程度、高学年10ポンド前後公立中学校10~20ポンド程度です。

学校や地域によって違ったり、ロンドンや私立校ではもう少し高めになっているでしょうか。

プレゼントvsお金

Year3~4くらいまでは、上記の金額のおもちゃパズルぬいぐるみレゴ工作セットなどが喜ばれます。(小さい)子ども達にとっては見た目の大きさも大事です。

は本好きな子にはいいですが、簡単すぎたり難しすぎたり、好みにあわなかったりあるいはもう持っていたりするので、よく知らない子の場合はおすすめしません。

子どもの誕生日パーティーのプレゼントで洋服や奇をてらったものはあまり歓迎されません

少し年齢が上がってくると、早ければYear4くらいから中学生以上は、キャッシュ(£10札などそのままをバースデーカードに同封)ギフトカードに変わっていきます。

ラッピング

イギリスのお店はプレゼント用のラッピングをしません。

ですので、ラッピングペーパーも買って、自分達でラッピングします。

ラッピングペーパーも年齢相応の誕生日らしいものを選びます。

このラッピング、開けるときは破る!ので、とにかく包んであればOKです。

当日は、招待された子ども達がみんなカードとプレゼントを持ってきます。

プレゼントを包んだら、先ほど書いたバースデーカードを入れた封筒をラッピングペーパーの上からセロテープで貼ってしまいましょう。

こうしておかないと、誕生日の子(親)は、誰がどのプレゼントをくれたかがわからなくなってしまうからです。

また、ラッピングペーパーだけでなく、こんなギフトバッグもあります。

ギフトバッグに入れる場合でもプレゼントをラッピングしてから袋に入れることが多いかもしれません。

カードとプレゼントを入れたら、取っ手についている小さいカード(=gift tag)にも、

To △△(誕生日の子の名前)

From ○○(自分の子の名前)

を書きます。

誕生日パーティー当日

服装

パーティーの会場は、低学年ならボールプールやインフレータブルのあるソフトプレイ、年齢が上がってくると、トランポリンやレーザーシューティングなど、体を動かすパーティーも多いので、動きやすい服装がおすすめです。

とは言っても、ドレスで走り回る子もいますし、仮装やキャラクターのコスプレ⁈で来る子もいます。

テーマ指定があるパーティーもよくあります。「パジャマパーティー」や「Pirates(海賊)&Princesses(お姫様)」は人気テーマの一つです。

親がすること

子どもが小さいときは、保護者は会場で待機します。

誕生日パーティーは、通常90分から2時間程度です。

それだけの時間待機するとなると、他の保護者とどんな話をすればいいか困ってしまう方もいるかもしれません。

天気の話が王道ですが、天気だけでは長い会話にはなりにくいですよね。

私は話題に困ったらホリデーの話をするようにしています。次のお休みでどこへ行く計画をしているのか?、今まで行ったところで良かったところはどこかを聞いたりします。

旅行でもお店や食べ物でも、イギリス国内のおすすめなどを聞いてみるのもいいと思います。

お子さんがまだ小さかったり一緒に来てほしがったら、大人の会話から外れて子どもについてまわっても大丈夫です。

子どもが大きくなってきたら、送迎だけすることが多くなってきます。招待してくれた人にパーティーが終わる時間を確認して、また終了時間になったら迎えに行きます。

終了時間

お開きの時間になるとおみやげの「goodie bag」が渡されます。

主催者がこのgoodie bagを配り始めたらパーティー終了の合図です。

主催者へのお礼

子どもがgoodie bagを受け取ったら、親子ともお礼を言って誕生日パーティーはおしまいです。

お礼といっても簡単な一言、例えば、

Thanks for having ○○(自分の子の名前). We hope △△(誕生日の子の名前)had a great time.

の様な感じです。

(出来れば)子どもにも「Thank you!」を言わせます。

主催者が他のゲストと話し込んでいるようでしたら、お礼を言うためだけに話が終わるのを待つ必要はありません。

パーティーの後

主催者からのThank youへの返信

誕生日パーティーが終わった後、主催の保護者からお礼のメッセージが入ります。以前は「Thank you card」が渡されることも多かったのですが、最近はほとんどテキストメッセージになりました。

こちらの返信も、パーティー会場を後にする時と同じような感じで返信します。

Thanks for having ○○(自分の子の名前).

We hope △△(誕生日の子の名前)enjoys □□(あげたプレゼント).

とか

○○(自分の子の名前) had a great time with △△(誕生日の子の名前).

Have a lovely rest of the day/weekend.

というような感じです。

こうして、無事に誕生日パーティーを終えると……

今度は、自分の子どもが誕生日パーティーをしたい!と言い出すこと必至ですので、その場合はこちらをご参考ください^^

Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさま、良い一日を!

See you soon!

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