Hello, Cuppa Time アンジェラです。
海外に暮らしていると恋しくなるのは、やはり日本食。といっても、お寿司やラーメンばかりではなく、海外にもありそうと思われていて実は日本で買えるものとはだいぶ違うのがパンやケーキ。
もちろん、イギリスのお店に「パン」はあるのですが、日本のようにふわふわ・もちもちしたパンはなかなかありません。そして、お店においしいパンがあってもなくても、焼き立てパンのおいしさにはかないません。
この記事で紹介するふわふわの食パンは、ホームベーカリーを使ったおまかせレシピなので、ホームベーカリーと材料があれば誰でも作れます。
ですが、材料はもちろんホームベーカリーの機種によっても驚くほど出来上がりに差が出ます。料理の得意不得意は関係ありませんが、機種と材料にはこだわりがあります。
試行錯誤をかさねてたどり着いた、イギリスで作るふわふわでもちもちの食パンのレシピをご紹介したいと思います。
ホームベーカリーの機種
作り方は、ホームベーカリーに材料を入れるだけなので、ホームベーカリーが無いと始まりません。
そして、ホームベーカリーの購入を検討されているなら、ぜひパナソニックを選んでいただきたいと思います。違う機種のホームベーカリーをお持ちで出来上がりに満足していない方には、いっそパナソニックに買い替えてほしい程です。
どのホームベーカリーも似たようなものと思われるかもしれませんが、私の経験では全く違いました。
もうずっと前ですが、ある店で50ポンドくらいで売られているホームベーカリーを見て、この値段なら家でも焼いてみたいと買って帰りました。結果は、良い匂いこそしたものの、硬くて重くて非常に残念なパンが出来上がり、何度かトライしてみたもののほとんどしまい込んだままになっていました。
しばらくして、持ち寄りのホームパーティーでいただいたパンが、ふわふわでとてもおいしかったのです。
レシピを教えてもらい材料も同じものをそろえて焼いたのですが、再び残念な結果に。そこで気が付きました。悪かったのは材料でも私の腕でもなく、ホームベーカリーの機種だったのだと。
その方はパナソニックを使っていたことが判明。さらにネットでも調べてみたところ、パナソニックが軒並み高評価でした。
日本仕様の方が機能が充実しているようでしたが、ずっと英国暮らしなのでUK仕様を買いました。以来かれこれ10年以上現役で大活躍しています。
材料
パナソニックのホームベーカリーを手に入れたことで、おいしいパンが自宅で作れるようになりました。
カッパタイム版ふわふわ食パンの材料は以下の通りです。
- ドライイースト 小さじ1
- 強力粉 400g
- 無塩バター 16g
- 塩 小さじ1
- 砂糖 27g
- ミルクパウダー 12g
- 水 288ml
- Dried yeast 1tsp
- Strong Flour 400g
- Unsalted Butter 16g
- Salt 1tsp
- Sugar 27g
- Milk powder 12g
- Water 288ml
パナソニックは粉類を先に入れ水(液体)を後から入れるタイプですので、上記の順番で入れてみてください。お手持ちのホームベーカリーが液体を先に入れるよう指定している場合は、機種の説明書に従ってくださいね。
材料を順番に入れたら、後は食パンコースのスイッチを押すだけです。タイマー設定もできるので、夜セットしておくと、朝食に焼き立てパンを食べることが出来ます。
なお、個々の材料にもこだわってみましたので、以下に実際に使っているものを詳しくご紹介します。
ドライイースト
ドライイーストは、Allinson Easy Bake Yeastを使っています。
食べ盛りのいる4人家族で年中パンを作っているので、小袋ではなく缶入り(100g)を使っていますが、缶でも小袋でもどちらでも大丈夫です。
緑色とオレンジ色のパッケージがあり、緑色のパッケージの方には、For bread makers and hand bakingと書いてあります。
粉
次に投入するのは強力粉です。材料の中で圧倒的に分量が多いので、やはりパンの出来上がりに大きく影響すると思います。
そこで、カッパタイムがおすすめするのは、Marriage’s 100% Very Strong Canadian White Flour です。
Amazon等のオンラインショップかWaitrose (Ocado) で買えます。
Costcoには16kg袋もあり、我が家ではお米10㎏と強力粉16㎏が仲良く並んでいます。
Marriage’sブランドには、全粒粉やスペルト小麦等もそろっていますので、使い分けしやすいのもうれしいですね。
なお、Marriage’sの製品は、パンに使う「強力粉(Strong Flour)」だけでなく、「Plain Flour」や「Self Raising Flour」もおすすめです。
イギリスは、スコーンやショートブレッド等々素朴なお菓子も多いので、Marriage’sのおいしい粉で作ってみてくださいね。
バター
さて、パンにはバターも重要です。
材料としても使いますし、おいしく出来上がったパンに塗るおいしいバターが欲しくなります。
そこでバターのおすすめは、 フランスのIsigny ste mereです。
UKでも日本でも、CostocoでIsigny ste mereの無塩バター500gが買えます(おそらく、マーガリン等とは別の、カニカマやスモークサーモンなどのある扉の無いchilled製品のところにあります)。
UKでは、SainsburysやWaitrose(Ocado)に無塩と有塩の250gがありますが、置いていない店舗もありますので、お近くの店にない場合は大きめの店舗で探してみてください。
塩
パン作りにおいて塩の分量はわずかですが、イングランドで今でも伝統の製法を守って作られているとてもおいしい塩がありますので、こちらもご紹介したいと思います。
その、世界のシェフも絶賛する塩はmaldon(マルドン)シーソルトです。
イングランドのエセックスで200年以上にわたり伝統的な製法で作られており王室御用達ブランドにもなっています。
今回はパンの材料として生地に入れていますが、サラダにもパスタにも、もちろん肉料理にも魚料理にもよく合います。
日本でも入手できますが、イギリスで購入する方が安いので帰国時のおみやげにも喜ばれます(塩だけに送る相手を選ぶかもしれませんが⁈)。
砂糖
パン作りには砂糖も欠かせませんが、このレシピは食パンで砂糖の使用料は多くないので、普通のグラニュー糖を使っています。
精製されていない砂糖を好まれる方は、unrefinedの砂糖を使っていただいて大丈夫です。白砂糖を使った時よりはほんのりパンが茶色くなりわずかに重くなりますが、ふわふわ感までなくなるようなことはありません。
ミルクパウダー
そして、いよいよ秘伝の⁈材料の登場です。
パンのレシピにはスキムミルクを使うものが多いですが、スキムミルクの代わりに赤ちゃん用の粉ミルクを使います。
英国にお住まいの方には「Cow&Gateの3(1歳以上用)」がおすすめです。
まだ子どもが小さかった頃、パン用のスキムミルクを切らしていたので、赤ちゃん用に置いていた粉ミルクで代用してみたところ、パンがいつもよりおいしく出来ました(個人の感想です)。
もう、赤ちゃん用の粉ミルクがいらなくなって何年も経ちますが、今でもパン作りのためだけに購入しています。
水
すべての材料が入ったら、最後に水を入れます。
ホームベーカリーは、こね始める前に材料の温度調整もしてくれますので、水道水をそのまま入れて大丈夫です。
私が住んでいる地域はイギリスの中でもそれほど硬水ではないので、水道水をそのまま使っています。
水が変わるとまた出来上がりが違うので、特に気になる方はいろいろな水でも試してみてください。
完成
材料がすべて入ったら、後はスイッチを押すだけです。
パナソニックの食パンコースでは4時間後、またはタイマーで設定した時間に、ふわふわ・もちもちのパンが焼きあがります。
出来立ては、きれいに切るのが難しい程ふわふわです。
便利なホームベーカリー
やはり、焼き立てパンってほんとうにおいしいですが、なかなか手作りする時間がないので、おまかせでおいしいパンが出来ているホームベーカリーは救世主です。夜にタイマーを設定しておけば、焼き立てのパンの良い香りが、英国の寒くて暗い朝のつらさもやわらげてくれます^^
また、イギリスの室温はパン生地を発酵させるのに寒すぎ、オーブンやレンジでは温度調整が難しかったりするので、ホームベーカリーを使えば発酵時の失敗もありません。
さらに、こねる機能を使えば成形パンやピザ生地はもちろん、うどんやお餅なども作れてしまうのでまさにフル稼働しています。
個人的なパンの思い出といえば、子どもの頃家族で出かけた日は、いつもサンジェルマンというパン屋さんでパンを買ってから帰っていました。
お気に入りのパンはいろいろあり、新作のパンを選ぶのも楽しみでしたが、結局一番好きなのはシンプルな山型食パンでした。今は気軽には行けない距離に住んでいますが、自宅で作るふわふわ食パンは、サンジェルマンの山型食パンを超えるおいしさでは?と自己満足しています。
Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさま、今日も良い一日を!
See you soon!
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