【重要】2024年8月最新!英国eVisa切り替え方・実際の手続き画面付き

英国の暮らし

Hello, Cuppa Timeアンジェラです。

今年2024年、UK政府はすべてのVisa(滞在許可証)の「eVisa(電子滞在許可証)」への移行を進めています。

8月に入り、英国滞在ビザ保持者は、UK政府からの招待メールを受信していなくてもeVisa(電子滞在許可証)への切り替え申請が出来るようになりましたので早速手続きしてみました。

実際の申請画面と一緒にeVisa(電子滞在許可証)への切り替え方法をご紹介していますので、ぜひご参考ください。

まだパスポートに記載のスタンプやシールからBRPカードに切り替えていない方は、eVisa(電子滞在許可証)へ切り替える前にNTL (No time limit application) という手続きが必須です。

その時に知っているとお得な情報も載せていますのでぜひお見逃しなく。

eVisa移行とBRPカードの廃止

これまでは、免許証サイズのBRP (Biometric Residence permits) カードパスポートに記載のスタンプやシール英国滞在資格(ビザ)を証明する書類でした。

  • 1. Holder’s digital image
  • 2. Holder’s name
  • 3. Valid until
  • 4. Place and date of issue
  • 5. Type of permit
  • 6. Remarks
  • 7. unique permit number
  • 8. Holder’s signature

お手元にBRPカードがある方は、カードの有効期限2024年12月31日になっているのはお気づきでしたか?(滞在許可の期限が2024年12月31日より前の場合は、実際の期限まで)

UK政府は2025年までに「eVisa(電子滞在許可証)」への完全移行を進めているため、BRPカードの期限は一律2024年12月31日になっています。

これは滞在許可の期限ではなく、BRP「カードの期限」なのでまずは安心してくださいね。

BRPカードが「eVisa(電子滞在許可証)」に替わっても、英国滞在許可の期間や条件が変わるわけではありません

eVisa(電子滞在許可証)とは

eVisa(電子滞在許可証)」は文字通り、Visaのデジタル化です。

切り替え後は、ビザの内容や期限を証明したり、パスポート番号住所などの個人情報の更新は、すべてUKVI (UK Visas and Immigration) のアカウントからおこなうようになります。

eVisaになると、BRPカードやビザの載っているパスポートを毎回携帯しなくても、オンラインで滞在許可の証明をすることができるようになります。

英国への(再)入国時だけでなく、学校へ入学する時や就職する時、家を借りる時、銀行口座を開設する時なども、英国滞在許可資格の確認はオンラインで行います。

なにより紛失や盗難の心配がなくなるのはうれしいですね。

eVisa(電子滞在許可証)への切り替え方

そんな訳で、好むと好まざるとにかかわらず、2025年以降も英国に住む非英国籍者は全員「eVisa(電子滞在許可証)」へ切り替えなくはいけません。

eVisa(電子滞在許可証)への切り替え方法は、すでにBRPカードを持っている場合と、まだBRPカードを持っていない場合で違いますので、それぞれの切り替え方法タイムラインを詳しくご紹介したいと思います。

在英が長く、まだBRPカードに切り替えていない方は、まずはNTL (No time limit application)の申請が必要ですので、こちらを先にご参考ください。

BRPカードからeVisaへ切り替え

先月までは、UK政府からの招待メールを受信した人のみeVisaへの切り替えが可能でしたが、8月に入って招待メールは不要となり、英国滞在ビザ保持者は誰でもeVisaへの切り替えが出来るようになりました。

早速、実際の切り替え申請の方法を見ていきたいと思います。

申請は難しくはありませんが時間がかかりますので、まずはお好きなcuppaを入れてから始めるのもいいかもしれません。

eVisaへの切り替えに必要な書類

eVisa(電子滞在許可証)」への切り替え申請に必要なものは、以下の4つです。

  • スマートフォン
  • 携帯電話番号
  • Eメールアドレス
  • BRPカードと有効期限内のパスポート

UKVIアカウント作成

必要書類がそろったら、早速申請していきましょう。

こちらのページの「Start now」から始めます。

質問に答えていくと、UKVIのアカウントを作成するための画面(下記)が表示されます。

このページの「Create an account」から手続きを開始します。

質問されるのは「生年月日、BRPカードまたはパスポートの番号、メールアドレスと携帯電話の番号」だけですぐに終わります。

無事に作成されると、次の画面が表示されました。

UKVIのアカウントにログインする

無事にUKVIのアカウントが作成されると、ログインをするように記載されたメールも送られてきました

UKVIのアカウントを作成した画面の「Sign in」かメール内のリンクをクリックして、UKVIアカウントを作成する際に選択したID、BRPカードまたはパスポートの情報を再度入力してログインします。

UKVIアカウントとeVisaをリンクさせる

UKVIアカウントにログイン出来たら、UKVIのアカウントからeVisaにアクセスできるよう、自分のUKVIのアカウントとeVisaをリンクさせます。

eVisa切り替え後は、英国への(再)入国時だけでなく、就職する時や学校へ入学する時、家を借りる時、銀行口座を開設する時なども、英国滞在許可資格の確認はUKVIのアカウントからオンラインで行うようになります。

リンクするための3つのステップ

UKVIのアカウントとビザをリンクさせる手続きには、3つのステップがあり、全てを順番に行う必要があります。

ステップ1 ID確認

まず、ID確認のアプリでID確認を行います。このステップを飛ばして、次へ進むことは出来ません。

画面の「1. Identity and Contact」の「Confirm your identity」をクリックして、画面の指示に従って進めます。

ID確認アプリをまだダウンロードしていない場合は、画面に表示されたリンクから行うかこちらでダウンロードします。

アプリからコードを取得またはQRコードを読み取って進めると、完了のページが表示されます。

引き続きアプリからID確認を進めます。

アプリで行う確認作業は以下の4つです。

  • スマートフォンでパスポートまたはBRPカードの写真を撮る
  • スマートフォンでパスポートまたはBRPカードを読み取る
  • スマートフォンで顔のスキャンをとる
  • スマートフォンで顔写真を撮る

スマートフォンを使って読み取る際ですが、私の場合はスマートフォンのカバーを付けたままではうまく読み込めず、カバーを外したら読み取ることが出来ました。

周りの人も、動かしたらうまくいった、動かさない方がうまくいったなど、このステップをクリアするのになかなか苦労しているようです。

アプリでのID確認が終了すると、UKVIアカウントとeVisaをリンクする手続きを続ける画面が表示されました

PCへ戻って続行すると、「Confirm your identity」がCompletedとなっており、次の「Your location」がクリックできるようになっていました。

Your location」では、現在UKにいるかどうかにYesかNoかで答えるようになっています。

私は「Yes」を回答したので、この質問だけで「Your location」はCompleted になりました。

Contact preferences」は、UKVIアカウントを作成した時に入力したメールアドレス電話番号を連絡先とするか聞かれました。

私はUKVIアカウント登録時とおなじ連絡先を選択しましたが、このステップで別の連絡先を登録することも可能なようです。

これで、ステップ1は完了です。

ステップ2セキュリティへ進みます。

ステップ2 セキュリティ

次のセキュリティは本人確認のための質問です。

3つの質問グループがありますので、それぞれのグループの中から質問を一つ選んで、自分にしかわからない答えを入力します。

たとえば、一番初めの「初めて通った学校の名前は?」という質問

確かになかなか他人にはわからない情報だと思うのですが、例えば答えを「Setagayaku Daiichi Higashi Elementary School(elementaryはアメリカ英語)」等と設定したりすると英国での本人確認ではなかなか言いにくかったり、聞き取ってもらえなかったりします。

幸い選択肢が多くあるので、英語で答えられるもの、日本語でも英国人が聞き取りやすい単語短い単語で答えられる質問を選ぶようにしています。

この3つの質問グループにそれぞれ自分の答えを入力したら、セキュリティ確認は終了です。

ステップ3 申請

ステップ3のはじめは「declaration」です。

本人か、18歳以上未満か、また18歳未満の保護者か、あるいは代理人かを選ぶ4つの選択肢がありました。

私は18歳以上の本人なので、選択して「Continue」をクリックすると、一番最後の「Submit」がクリックできるようになっていました。

「Submit」をクリックし、次の画面で表示される「Confirm and submit」をクリックして終了です。

初めの画面に戻ると、「Submit」もCompletedに変わっていました。

同時に、メールでも「受付ました」との連絡が来ていました。

切り替え申請完了後

受付終了のメールが届いてから3分後にはもうeVisaが見れるとのメールが届きました。

メール内のリンクをクリックし、表示された画面の指示に従って、BRPの番号生年月日を入力し、受信したコードを入力してログインしたのですが…

表示された画面は「We cannot show proof of your status」でした。

残念ながらこういうことはイギリスあるあるなので、出来ると書いてあるのに出来なくても、在英の長いみなさんは(短いみなさんも⁈)もはや驚かれないと思いますが。

似たようなケースが無いか検索してみたところ、eVisa切り替えの申請数が多く対応しきれていないようです。「見れるとメールが来ていても見れず、見れるようになるまで4週間くらいかかった」との書き込みが多くありました。

期限は12月31日なので、ひとまず気長に待つしかないようです。

新しい連絡メールは来ないままある日見れるようになっていたというコメントもありましたので、定期的に確認して新情報がありましたらこちらやXでお知らせしますね。

切り替え方法動画

切り替え方法を動画で確認したい方は、こちらのYouTube動画(英語)をご参考ください。

英語の動画ですが、歯車マーク⚙️設定(Settings)から「字幕(Subtitles)→自動翻訳(Auto-translate)→ 日本語(Japanese)」を選択すると、日本語字幕が表示されます。

こうした説明動画の場合は、スラングや話し言葉の翻訳が難しい映画やドラマと違って、自動翻訳でもほぼ正確に訳されていますので、ぜひ活用してみてください。

BRPカードを持っていない(パスポートにビザ記載)からeVisaへ切り替え

さて、一方まだBRPカードを持っていない方、これまで古いパスポートに貼ってあるVisaのシールやスタンプを見せて再入国してきた方は、早急にNTL (No time limit application)を申請する必要があります。

eVisaには生体認証情報が必要なので、パスポートのシールやスタンプの情報をまずはデジタル化し、生体認証情報(指紋と顔写真)を登録する必要があるためです。

NTL (No time limit application)

こちらのNTL申請を行ってBRPカードを受け取った後で初めてeVisaに必要なUKVIのアカウントが作成できるようです。

NTLの申請はこちらのページから行います。

Biometric residence permits (BRPs): Replace your visa with a BRP – GOV.UK (www.gov.uk)

初期の2016年ごろは切り替え費用がとても高かったので、切り替えを行わずに一時帰国時や海外旅行時には古いパスポートを携帯してきた方も多いと思います。

その後今回のデジタル化を進めるにあたり、古いビザからカードに切り替える場合の費用は無料になりました。

申請自体は難しくありませんが、現在有効なビザを最初に取得した時点から現在までの居住証明(カウンシルタックスや銀行のステートメント)が必要です。

私はおととし(2022年)ついに切り替えたのですが、この時点で在英22年…22年分の居住を証明する書類を用意するのはなかなか大変でした。

UKVCAS (UK Visa and Citizenship Application Services)

NTLの申請ができても、残念ながら手続きはまだ続きます。

Biometricの名の通り、生体情報である指紋と顔写真をとるためにVISAセンターの予約をとる必要があります。

この予約は、UKVIからではなくまた別の機関「UKVCAS (UK Visa and Citizenship Application Services)」で取るため、UKVCASのアカウントを作成しなくてはいけません。。

  • UKVCASアカウント作成
  • VISAセンターの予約を取る
  • 必要書類をアップロードする
  • VISAセンターに行く
  • BRPカードを受け取る
UKVCAS アカウント作成

予約をとるための第1ステップは、「UKVCAS (UK Visa and Citizenship Application Services)」のアカウントの作成です。

前述の手順でNTLの申請が完了すると、UKVCASからメールが送られてきます。

ややこしいですが、ここで作成する「UKVCAS」のアカウントは、NTL申請時のアカウントとは別のアカウントです。

UKVCAS VISAセンターの予約を取る

UKVCAS (UK Visa and Citizenship Application Services) のアカウントが作成できたら、VISAセンターの予約をとらなくてはいけません。

ここで、見逃せない情報です!

実はこのアポイントメント、無料枠があります。無料枠はすぐになくなってしまって有料枠しか表示されないので無料枠があることに気がつかない方が多いようです(まさに私です)。

後日わかったのですが、アポイントメントの無料枠は28日前の午前9時にリリースされます。

また、先日友人の申請をお手伝いして新たにわかったこともありますので、みなさんとシェアしますね。

この無料枠を取るためには、

  • 候補のVISAセンターをいくつか決めておく(UK内に40カ所くらいあります)
  • UKVCASに登録してアカウントを作成し、朝8時過ぎにログインして待機
  • 希望のVISAセンターを選んだら、ページを定期的にリフレッシュ
  • 9時にリリースされると公表されていますが、早ければ8時20分頃から出てくることもありました

無料枠が出たら、すぐにクリックして予約を確保しましょう。

10時のアポにしようか11時のアポにしようかなどと迷っていると、場所や枠数によっては数分ですべて埋まってしまうのでご注意ください。センターによっても無料枠数が違うようです。

無料枠を確保した後も、スキャンサービス、エクスプレスサービス、書類確認やらテキストメッセージ送信とさまざまなオプションサービスが次々提示されます。

最後に完了のメッセージが出てアポイントメント確認のメールが届けば予約は成功です。

無料枠は平日の10時から数枠なので、夕方の時間や週末に行きたい方は有料枠を取るしかありません。

有料枠の中でも複数の料金設定があります。時間指定の方がやや安く、フレキシブルな「〇日午後」のような枠は高めです。

UKVCAS 必要書類をアップロードする

VISAセンターの予約を取るのと並行して、予約日時までに必要書類をアップロードしなくてはいけません。こちらも「UKVCAS」から行います。

「UKVCAS」のアカウントにログインすると、書類をアップロードするページがあります。

必要な書面は主に、同意書、パスポートなどの身分証明になるものと居住証明になる書類です。自分のアカウントのアップロードページで必要書類のリストを確認して、画面の指示に従って、予約日までにアップロードを済ませておきます。

不安な方は、UKVCASにお願いするオプション(有料)もありますが、いずれにしても書類は自分でそろえなくてはいけません。

UKVCAS アポイントメント当日

VISAセンターの予約当日ですが、予約確認のメールには早めに着いても入室出来ないと書いてあったので、ほぼ時間通りに行くようにしました。

建物の受付でUKVCASからの予約確認メール(QRコード)を見せると、〇階へ行くように指示がありました(バーミンガムの場合)。

私は時間指定の枠で行きましたが、それでも20分くらいは待ったでしょうか。

部屋に呼ばれてからは、パスポートを見せ、指紋採取顔写真撮影、質問はほとんどされず、15分かからない程度で終了したと思います。

BRPカード 受け取り

アポイントメントからしばらくすると、結果通知のメールが今度はUKVCASからではなく「UKVI」から届きます。数日で来た友人もいますが、私の場合はアポイントメントの日から3週間くらい経ってからでした。

メールには、BRPカードが48時間以内に届くと書いてあり、実際に翌日にはBRPカードが送られてきました

無事にBRPカードを受領したら、この記事の上へ戻っていただき、eVisaへの切り替え手続きを忘れずに行ってくださいね。

政府の申請ページには、申請してからBRPカードの受け取りまで最大で6か月かかると書いてありますので、早めの申請をおすすめします。

eVisa(電子滞在許可証)切り替え申請後~12月31日まで

eVisa(電子滞在許可証)に切り替えた後も、2024年12月31日まではカードを携帯する必要があるとされています。

新規でビザを取得した場合や、一部では初めからBRPカードは発行されなかったり、eVisa(電子滞在許可証)に切り替える前のBRPカードの返却を求められたりしたケースもあるようです。

また新しい情報が入りましたら、こちらでもシェアしますね。

Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさま、良い一日を!

See you soon!

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