Hello, Cuppa Time アンジェラです。
皆さんは、一日に何通くらいのメールをやりとりしていますか?
メールの送受信が、仕事のかなりの部分を占めている方も多いのではないでしょうか。
私は日々通訳の仕事をしていますので、自身の仕事メールのやりとりはもちろん、通訳としてメール文を日⇔英に訳すことも本当によくあります。
英語のメールでは、送信者の名前を書く時に、名前とセットで入る お決まりの「結びの言葉」があります。
この「結びの言葉」は一つではなく、メールの内容や相手によって使い分けています。
この記事では、これさえ知っておけば、もうメールを送る時に迷わないTOP10をご紹介したいと思います。
英語メール「結びの言葉」を書く位置
結びの言葉TOP10をご紹介する前に、結びの言葉を書く位置を確認しましょう。
英語メールを送信する際は、
- よろしくお願いします等の締めの一文
- 結びの言葉
- 自分の名前
でメールを終わります。
「よろしくお願いします」の後は、一行あけ、「結びの言葉」で改行して「送信者名」です。
英国カッパタイム版 結びの言葉TOP10!
この、「結びの言葉」はほんの一言ですが、メールのトーンを整えてくれる重要な役割を果たしています。
では、場面別に今すぐ使える【TOP10】発表です!
Kind regards,
カッパタイム版TOP10、堂々の1位は!
「Kind regards,」
です。
ビジネスライクでありながら、気持ちもこもっています。気持ちはこもっているのですが、あくまでビジネス上の付き合いで、適切な距離感が保たれています。
この記事でご紹介している10個のうち、どれを使うか迷ったら、一番ベストなのがこの「Kind regards,」です。
Regards,
次に多いのは、「Regards,」でしょうか。
一番ベストな「Kind regards,」と似ていますが、「Kind」のないただの「Regards,」は形式的で汎用的です。
とても一般的に使われているのですが、形式的なので、やや儀礼的な印象があります。
Best regards,
そこで、やや儀礼的な「Regards,」をフレンドリーな感じにするのが「Best regards,」です。
双方向のコミュニケーションがあり、数度以上やり取りをしている場合、マナーを守りつつ親しみが加わります。
一度きりのメールのやり取りでは、あまり使いません。
Warm regards,
さらに感謝の気持ちが強い時に使うのが、「Warm regards,」です。
特にお世話になったり助けてもらった時には、気持ちを込めて使ってみてください。
Best wishes,
「Best regards」と同じようにフレンドリーな結びの言葉が「Best wishes,」です。
こちらも、ある程度知っている間柄や、定期的なやりとりがある相手に使います。
堅苦しくなく、押しも強すぎず、なかなか使い勝手の良い言葉です。
Thank you,
いつでも使える「Thank you,」は万能選手です。
「Thank you」だけで「よろしく(お願いします)」になります。
ただ「Thank you」は、メールの出だしや本文中、最後の「よろしくお願いします」でも使われることが多いため、結びの言葉も「Thank you,」ですと、メール内で多用しすぎになってしまうこともあります。
すでに「Thank you」を(多く)使っている場合、結びの言葉には「Thank you,」ではないものを選んだ方が全体のバランスが整います。
また、便利な「Thank you」の使い方は、こちらでも紹介していますので、ご参考ください。
Many thanks,
そんなわけで、「よろしくお願いします」の意味で「Thank you for your help」を書くことが多いので、直後の結びの言葉にまた「Thank you,」がくるのはバランスがあまりよくありません。
そこで、「Many thanks,」の出番です。
かなりの数のメールをやりとりしてきましたが、「Thank you,」より「Many thanks,」の方が圧倒的によく使われています。
感謝の気持ちはそれなりにあって、でも大げさすぎないところがちょうど良い言葉です。
Speak later
よくやりとりをする同僚など、カジュアルでフレンドリーなのが「Speak later」です。
日本語にすると、そのまま「また後で話しましょう」です。
当日や数日内に会う場合、メールのやり取りで電話やミーティングで話す日時などを決めた時、あるいは今後もメールのやりとりが続いていくのが明らかな内容の時などに使えます。
メール上のやりとりだけで実際に声を出して話さなくても「speak」で問題ありません。
Cheers
この中では、一番くだけた「結びの言葉」です。
「乾杯」の「cheers」と全く同じ単語ですが、英国では「cheers」は「Thank you」や「Hello」や「Good bye」の意味でも頻繁に使います。(この意味で「cheers」を使うのは、男性が多いですが。)
上司やお客様へのメールでも、先輩の様な上司や対等な取引先であれば問題ありません。だいぶ上の上司や重要なお客様宛の場合は使いません。
(男性が)同僚や友人に対して使う場合は、フレンドリーで「Thanks」のようにカジュアルです。
Yours sincerely,
最後に、ベスト10の10番目は、メールでは最もフォーマルな「Yours sincerely,」です。
これは、使う場面がはっきり決まっています。
相手の名前がわかっていて、
- 改まったメール(公的機関への連絡や履歴書の送信等)
- 相手のことをよく知らず、相手も自分のことを知らない(紹介してもらった人へ初めて連絡する等)
場合です。
この時に 「Yours sincerely」 を使えると、マナーを知っていてきちんとしているという印象を与えることが出来ると思います。
組み合せも自由自在
ここまでご紹介した締めの言葉は、「Yours sincerely,」以外は、組み合わせて使われることもよくあります。
たとえば、相性が良いのは、こんな組み合わせです。
Many thanks and kind regards,
この「Many thanks」と「Kind regards」の組み合わせは、真のTOP1と言ってもいいくらい、王道です。
Thank you and regards,
やや儀礼的な「Regards」を「Thank you」で補います。こちらも、ビジネスシーンに適した、よくある結びの言葉です。
Cheers & speak later,
「Cheers & speak later,」の様なフレンドリーな組み合わせは、ニュアンスの伝わりにくいメールに親しさをプラスしてくれます。
組み合わせは何パターンも可能ですが、温度差の近いもの(ビジネスライクと形式的な結びの言葉、気持ちのこもったものとフレンドリーな結びの言葉等)の組み合わせの相性が良いですね。
「Regards and warm regards」のように、同じ「regards」は組み合わせません。
Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
Thank you and warm regards,
Angela
See you soon!
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