外食時のドリンクの注文の仕方:ワイン・スピリッツ・カクテルとモックテル

英国の暮らし

Hello, Cuppa Time アンジェラです。

前の記事で、外食する時に頼める「ビール」とリンゴのお酒「サイダー」の頼み方(パイント)、そして「ジュース」と「ジンジャービール」をご紹介しましたが、飲み物はまだまだ他にもありますので、続けてご紹介したいと思います。

ワイン

英国のレストランには必ずワインリストがあり、もちろん世界のいろいろなワインが楽しめます。

意外なことに⁈イギリスにも400を超えるワイナリーがあり、イギリス産のワインも年々増えてきていますが、ワインに関してはまだまだ、イギリス国外産のものが主流です。

レストラン

レストランのワインリストには、グラスの場合の値段とボトルの場合の値段が表記してあります。

グラスでほしい場合は、

Can I have a glass of ○○(ワイン名)

と頼みます。

ボトルで頼む場合は、

Can I have a bottle of ○○(ワイン名)

です。

ボトルを注文した場合、きちんとしたレストランではテイスティングも行われます。

注文した人のグラスに少量が注がれたら、テーブルに置いたまま少し揺らしてから味を見ます。

なお、この味見は好き嫌いを決めるものではありません。ワインを拒否できる、あるいは交換を依頼できるのは、コルク臭、ネズミ臭、酸化などの明らかな品質の不備があった場合に限ります。

そうした明らかな欠陥がなければ、そのまま注いでもらいます。

パブ

一方、パブでワインを頼むことはあまりありません

選択肢が「ハウス(house)の白(white)か赤(red)」くらいしかないこともありますが、例えば「ハウスのシャルドネ(house Chardonnay)」といったくらいまでは指定できることが多いようです。

「(a glass of) white/red」等と頼むと、通常125mlのグラスで提供されます。Largeを頼んだ場合は250mlになります。

一般的に、パブでワインを頼む人があまりいないため、いつ開けたかわからない&あまりよくない状態で保管されているかもしれないワインに高いお金を払うことになることもあるようです。

バーに何種類もそろえていたり、ワインも売りにしているところでしたら、安心です。

スピリッツ

主要なレストランやパブでしたら、スピリッツもいろいろな種類がそろっています。

スピリッツは、25mlか35mlで提供されるという決まりはありますが、入れ方や割り材と一緒に注文します。

例えば、「I’d like a rum and coke(ラムコークにします)」といったような注文の仕方になります。

ジン

ちなみに、いろいろなスピリッツの中でも、英国で最近人気なのは「ジン」です。

特に、2009年ごろから再人気となって売り上げも倍増しており、イギリス国内だけで、ジンを作っているところが300以上あり、いろいろな種類のジンが楽しめます。

実は、職場に「ジン」が好きな同僚が多く、ちょっとしたギフトやクリスマスプレゼントなどに、ギフトセットが重宝しています。個人的に、ついついボトルが素敵なセットに惹かれてしまいます^^

一方、食前の「Gin and Tonic」(英語はandも発音し、ジンアンドトニックと言います)は、「British tradition(ブリティシュの伝統)」ともいわれるほどで、こちらは古くから人気です。

日本でも手軽にイギリスのジンが手に入りますので、よかったら家飲みでも楽しんでみてくださいね。

ウィスキー

また、イギリスもといスコットランドと言えば、「ウィスキー」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

注文する場合は、「○○ year old △△, please(○○年ものの△△をください)」のように頼みます。

日本では「スコッチ(ウイスキー)」と言うことが多いですが、地元スコットランドの人は「whisky」と言い、「Scotch」と言うのは外国人や観光客だとすぐわかるのだとか。

ですが、ウイスキーが好きな人は絶対に「山崎」をご存じです。こちらが日本人だとわかると、日本のウイスキーとスコットランドのウイスキーがいかに素晴らしいかで話に花が咲くこと間違いなしです。

なお、イギリスで一番人気の日本のウイスキーは、山崎の12年だそうですよ。

カクテル

Cocktails

食前、食事と一緒に、そして食後にカクテルも人気があります。

カクテルは「cocktails」と綴り、発音は [ˈkɒkteɪl]ですので、カタカナだと「コックテイル」に近く、「コッ」にアクセントを置き「イ」を発音します。

レストランでしたら、ドリンクメニューに「cocktails」の欄があります。

パブでも主要なカクテルはたいてい作ってくれますが、地元のビールを売りにしているような小さいところでは、カクテルはやらないところもありますので、そんな時はビールを楽しんでください。

Mocktails

では、最近よく見かける「モックテイル」とは何でしょうか?

カクテルのノンアルコール版のことを「モックテイル」と言い、実はイギリスのロンドンが発祥です。

日本でも「モクテル」が広がりつつあるようですが、「Mocktail」と書いて発音は「モックテイル」に近い感じです。

Mockは「真似た」とか「似せた」と言う意味で、例えば「Mock test」で「模試」になります。

飲酒年齢と年齢確認

ここまで、いろいろなアルコール飲料をご紹介してきましたが、イギリスでアルコールを買うことができるのは、18才からです。

18才以上でも、21才または25才以下に見える場合は、年齢確認をされます。

日本人は特に若くみられるので、パブやレストランでアルコールを楽しみたい方は、写真付きのID(BRPカード・免許証等)を携帯して行ってくださいね。

Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさま、良い一日を!

See you soon!

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