はじめまして。
在英22年、日系企業で社内通訳をしているアンジェラと申します。
当ブロブのタイトル「英国カッパタイム」は、マナーもティーポットもいらないイギリスの気軽なお茶時間。
お茶をいれてほっと一息、イギリス英語、ビジネス英語、英国のお得情報などを紹介していますので、そんな気軽なお茶時間、Cuppa timeのおしゃべりにお付き合いいただけたらうれしいです。
Cuppa
Cuppaは「a cup of tea」が短くなったイギリス英語(British English)です。
文字通り一杯のお茶のことで、「a cup of tea」が「cuppa tea」になり、「tea」も省略されて「cuppa」になりました。
発音は、カッパ(ˈkʌpə)、イントネーションは河童ではなく「閣下」のように語尾が下がります。
Cuppa Time
紅茶と言えば英国、英国と言えば紅茶。
その名に違わず英国人は本当に紅茶が大好きです。なんと英国全体で毎日1億杯のお茶が飲まれているとか。
HOW MANY OF CUPS OF TEA DO THE BRITISH DRINK EACH DAY?
A: Approximately 100 million cups daily
一日に何杯も飲むので、いちいち気取ってはいられません。
忙しい毎日の中で気軽な「cuppa」をいれる「Cuppa Time」にはマナーもティーポットも不要です。
WHAT PERCENTAGE OF BRITISH TEA IS CONSUMED FROM A TEABAG?
A: 97.5%
こちらの調査によるとティーバッグでお茶を入れている人が、97.5%。
お気に入りのマグカップにティーバッグを入れ、ケトルから熱々のお湯を注いだらcuppaの出来上がり。
家でも職場でも、一人でも大勢で集まる時も、「cuppa」をいれて気軽なお茶時間「Cuppa Time」を楽しむのが英国流です。
Have a cuppa
白か黒か
日本で紅茶を頼むと、ミルクかレモンか聞かれることが多いですが、英国のCuppaは圧倒的にミルクティーです。
Cuppa?
と聞くと、
two sugar, please
とか
black, no sugar, thanks
とか答えてくれます。
ブラックで飲む人がほんとうに少ないので、ブラックの場合は先に言わないと、普通にミルクが入ってきます。
お砂糖はミルクと違って好みがいろいろなので聞かれますし、誰かにcuppaを入れてあげるときは聞きましょう。
「two sugar」だったらティースプーン”山盛り”2杯のお砂糖を入れます。
紅茶が先
紅茶が先かミルクが先か論争を聞いたことがある方もいるかもしれません。
Cuppaの時は紅茶が先です。ティーバッグを入れたマグにそのままお湯を注ぐので、ミルクが先に入っていると紅茶がよく出ないからです。
紅茶が好みの濃さになったら、ティーバッグを取り出してミルクを入れます。
ティーバッグを出さずに、そのまま入れっぱなしの人もいます。濃い紅茶が好きな人が多いからでしょうか。
英国のティーバッグはひもが付いていないものが多いので、スプーンを使ってティーバッグを取り出すのですが、熱々のティーバッグをそのまま指でつまむ人もけっこういます!
ミルクは牛乳
英国で紅茶に入れるミルクは、日本のミルクティーに付いてくるようなクリーミーなものではなく、牛乳です。
冷蔵庫から出した牛乳をそのまま紅茶を入れたマグに注ぐのがcuppa流。熱々の紅茶が冷たい牛乳でちょうど良い温度になります。
優雅なアフタヌーンティーも素敵ですが、気軽なcuppaを入れて一休み、誰かとたわいもないおしゃべりをしたり、仕事や家事の合間の「Cuppa Time」無しではいられません。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさまも、お好きな「cuppa」をいれて、良い一日を!
See you soon!
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