Hello, Cuppa time アンジェラです。
前の記事で、休暇や休業制度の呼び方をご紹介しました。
有給休暇=「annual leave」をきっちり消化するイギリス人ですが、その背景には、病気やケガの時には病欠=「sick leave」があり、体調不良で休む場合は有給休暇を使わなくてよいということがあります。
ですが、病欠扱いされるとなると、ずるをする人はいるもの、そこで、ずる休みを表す英単語があります。
仮病のずる休み=sickie
sick leave と sickie
病欠のことを「sick leave」と言います。名詞の「leave」は、休暇や休業のことです。
一方、仮病のずる休みは本来の休業ではないので「leave」は付かず、「sick」の語尾が伸びて「sickie」です。
きちんと辞書にも載っています!
「実際には病気でないのに病欠として取得した日のこと」と定義されています。
イギリス英語では、このように語尾が伸びて「○○イー」になる言葉がたくさんあります。こちらの記事も合わせてご参考ください。
会社側の対応
ずる休みをする人がいることは会社側もわかっています。
医師の診断書が必要なのは7日以上連続で休む場合のみなので、なかなか本当に病気だったのか、ずる休みだったのかを証明することはできません。
ですので、牽制の意味を込めて、定期的にこんな社内メールが発信されたりすることもあります。
社員のみなさんへ
件名:Attendance monitoring
全社員の病欠日数・取得した曜日・傾向は記録され管理されています。
では、楽しい三連休を!
人事部より
というような感じです。
週末に遊びすぎたり飲みすぎたり、月曜日や三連休明けは仮病率が高いのです。
ただの脅しではなく、実際にモニターされており、病欠の回数等が、査定やボーナスに影響するケースも多々あります。
コロナ禍で8回病欠した強者
ある会社では、コロナ流行中の昨年、陽性結果だった&濃厚接触者だったという理由で、自己隔離(1回につき2週間)=「病欠」を1年程度の間に8回!取得した社員がいたそうです。
さすがに人事部案件となり、陽性結果とNHS(National Health Service (国民保健サービス))からの隔離要通知の提出が求められましたが提出できなかったとか。注意はされましたが解雇はされなかったそうです……。
具合が悪い時に有休を使わずに休めるのはありがたいですが、雇う側には頭の痛い問題ですね。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
See you soon!
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